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2026.10.01
健康コラム

10月に増える「秋バテ・倦怠感」|夏が終わっても体がだるい原因と漢方で考える対策

10月になり、朝晩はずいぶん涼しくなってきました。ところがこの時期、漢方相談で増えてくるのが、

「しっかり寝ているのに疲れが取れない」
「朝から体が重い」
「食欲がなく、なんとなく元気が出ない」

といった秋バテや倦怠感のご相談です。暑い夏を乗り切ったはずなのに、なぜ涼しくなってから体調を崩してしまうのでしょうか。

秋バテは「夏の疲れ」が遅れて出ていることも

夏は冷房の効いた部屋で過ごす時間が長くなり、冷たい飲み物やアイス、そうめんなど冷たい食べ物を摂る機会も増えます。さらに、屋外と室内の大きな温度差は体にとって負担になります。こうした生活が続いたあと、朝晩の気温が下がる10月になると、夏に蓄積した疲れが「秋バテ」として表面に出てくることがあります。

漢方では「脾」と「気虚」に注目!!

漢方では、食べたものを消化・吸収し、体を動かすエネルギーである「気」を作り出す働きを「脾(ひ)」と表現します。夏の間に冷たいものを摂りすぎたり、食欲が落ちたりすると、この「脾」の働きが弱り、十分なエネルギーを作れなくなると考えます。

このようなエネルギー不足の状態を、漢方では「気虚(ききょ)」と呼びます。

気虚になると、疲れやすい、体がだるい、食欲がない、少し動くだけで疲れる、風邪をひきやすいといった症状が現れることがあります。

秋バテに使われる漢方薬は?

体質や症状によっては、次のような漢方薬が検討されます。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、疲労感が強く、食欲や体力が落ちている方などに用いられることがあります。

六君子湯(りっくんしとう)は、胃腸が弱く、食欲不振や胃もたれなどを伴う場合に用いられる漢方薬です。

ただし、「疲れているから補中益気湯」というように、症状だけで漢方薬を決めるものではありません。同じ倦怠感でも体質や原因によって適した漢方薬は異なります。

10月におすすめの秋バテ対策

まず意識したいのが、胃腸を冷やさないことです。

朝は白湯や味噌汁、スープ、お粥など温かいものを摂り、冷たい飲み物ばかりにならないよう心がけましょう。

カボチャ、サツマイモ、キノコ類など、秋の食材を普段の食事に取り入れるのもおすすめです。

また、10月は日中と朝晩の寒暖差が大きくなります。羽織るものを用意するなど、体を冷やしすぎない工夫も大切です。

秋の不調は早めに体を整えましょう

秋バテは「少し疲れているだけ」と放置してしまいがちです。

しかし、夏の疲れを残したまま気温の低い冬を迎えると、体調を崩しやすくなることもあります。

ウラタ薬局では、現在の症状だけでなく、食欲、睡眠、便通、冷えなども伺いながら、その方の体質に合わせた漢方相談を行っています。

「夏が終わってから、どうも調子が戻らない」という方もお気軽にご相談ください。