お知らせ
10月になり空気が乾いてくると、
「肌がカサカサする」
「お風呂上がりに体がかゆい」
「すねや腕が粉をふく」
「最近、便が硬くなった」
といったご相談が増えてきます。
一見すると「乾燥肌」と「便秘」は別々の症状に思えますが、漢方ではどちらも体の潤い不足という視点から考えることがあります。
漢方では「肺」と「大腸」は「表裏(ひょうり)」の関係にあると考えられています。
また、「肺」は呼吸器だけでなく皮膚とも関係するとされています。
そのため、秋の乾燥によって体の潤いが不足すると、喉だけでなく、皮膚の乾燥や硬い便など複数の場所に症状が現れることがあります。
特に、もともと乾燥肌の方や便秘傾向のある方は、秋になると症状が目立ちやすくなります。
漢方では、肌に栄養や潤いを届けるもののひとつを「血(けつ)」と考えます。
「血」が不足すると、肌が乾燥する、かゆみが出る、顔色が悪い、爪が割れやすいなどの症状につながることがあります。
そのため、単純に外側から保湿するだけではなく、体質によっては体の内側から「血」や潤いを補うことも考えます。
当帰飲子(とうきいんし)は、冷えや乾燥傾向があり、皮膚のかゆみなどがみられる場合に用いられることがあります。
麻子仁丸(ましにんがん)は、便が硬く乾燥して出にくいタイプの便秘などに用いられる漢方薬です。
ただし、便秘ひとつをとっても、便が硬い人、ストレスで出にくい人、お腹が張る人、体力が低下して押し出す力が弱い人などさまざまです。
漢方では、その違いを見ながら処方を選びます。
乾燥する季節は、白湯やお茶などでこまめに水分を摂りましょう。
食事では、黒ごま、くるみなどを適量取り入れるのもよいでしょう。
肌の乾燥が気になる方は入浴方法にも注意が必要です。熱すぎるお湯や長時間の入浴は皮膚の乾燥につながることがあります。
38〜40℃程度のお湯に無理のない範囲で入り、入浴後は早めに保湿することをおすすめします。
10月の乾燥は、喉、鼻、皮膚、便通など、さまざまなところに影響します。
「毎年秋になると肌がかゆい」
「保湿しているのに乾燥する」
「秋になってから便が硬くなった」
そんな方は、生活習慣だけでなく体質から考えてみるのもひとつの方法です。
ウラタ薬局では、一人ひとりの体質や生活習慣、現在の症状を伺いながら漢方相談を行っています。
漢方薬だけでなく、季節に合わせた食事や生活のアドバイスも行っていますので、お気軽にご相談ください。