ヒトには約60兆個の細胞がありますが、それが様々な原因により遺伝子異常が起こりがん細胞となります。多くの場合はがん細胞が出来ても免疫により排除されるのですが、免疫による監視網をすり抜けてがん細胞が増えてしまったらがんと呼ばれます。
がん細胞は隣の細胞にコピーされて大きくなるだけでなく、血流やリンパを通って体のあちこちに広がります。
がんになる原因は漢方的には冷え、瘀血、腎の弱りが主にあると考えられています。冷えは運動不足やストレス、瘀血は食生活の悪化、腎の弱りは立ち仕事など過労が一因となりますが一概には言い切れません。
西洋医学では抗癌剤などでがん細胞を直接叩くことができます。東洋医学である漢方では胃腸などの調子を整え、五臓のバランスを取っていきます。五臓のいずれかが弱っていることが多いので弱っている部分を補い、治療に耐えうる体力を取り戻していきます。
食生活では夏に食べるもの(トマト、スイカ、きゅうりなど)や果物、生野菜、ジュースやお酢など体を冷やすものを避けましょう。亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラルを多く含む食べ物である牡蠣、レバー、干し海老、うなぎを少しずつでも食べてみてください。 もし可能なら運動(お散歩程度で構いません)を毎日少しずつ行い筋肉量を維持してくださいね。