お知らせ

  • TOP
  • お知らせ
  • 新聞でも話題!「八味地黄丸」は認知症予防にも期待?どんな漢方なの?
2026.07.07
健康コラム

新聞でも話題!「八味地黄丸」は認知症予防にも期待?どんな漢方なの?

新聞で「八味地黄丸(はちみじおうがん)が認知症の進行抑制につながる可能性」という記事を見ました。富山大学と飛騨市による大規模な臨床研究が始まり、認知機能への効果が期待されているという内容です。もちろん、現時点では認知症を予防・治療できることが証明されたわけではありません。今後の研究結果を待つ必要がありますが、昔から使われてきた漢方薬が現代医学でも改めて注目されていることは、とても気になりますよね。

八味地黄丸ってどんな漢方?

八味地黄丸は、約1,800年前に中国で書かれた『金匱要略(きんきようりゃく)』にも記載されている歴史ある漢方薬です。

名前のとおり、8種類の生薬で構成されています。8種類入ってるから八味です。八味丸とも言われています。

構成生薬は以下の通り。

  • 地黄(じおう)
  • 山茱萸(さんしゅゆ)
  • 山薬(さんやく)
  • 沢瀉(たくしゃ)
  • 茯苓(ぶくりょう)
  • 牡丹皮(ぼたんぴ)
  • 桂皮(けいひ)
  • 附子(ぶし)

漢方では、年齢とともに衰えやすい「腎(じん)」の働きを補う代表的な処方として知られています。

「腎」は腎臓だけではありません

ただ漢方でいう「腎」は、西洋医学の腎臓とは少し意味が異なります。

成長・老化・骨・耳・脳・泌尿器・生殖機能など、生命力全体を支える働きを指します。

そのため、「年齢のせいかな」と感じるような症状に使われることが多くあります。

例えば、

  • 足腰が弱くなってきた
  • 頻尿・夜間尿が気になる
  • 足先が冷える
  • 疲れやすい
  • 腰痛
  • 排尿の勢いが弱い
  • 軽いしびれ

などです。

「年だから仕方ない」と思われがちな症状に対して、体質から整えていくのが八味地黄丸の特徴です。

なぜ認知症との関係が注目されているの?

漢方では昔から

「腎は脳を養う」

という考え方があります。

加齢によって腎の働きが低下すると、記憶力や集中力にも影響すると考えられてきました。

近年は基礎研究や小規模な臨床研究で、

  • 脳の血流改善
  • 神経細胞の保護
  • 認知機能の維持

などの可能性が報告され、今回のような大規模研究へと発展しています。今後、科学的な根拠がさらに明らかになることが期待されています。

自己判断ではなく、体質に合った漢方選びを

一方で、八味地黄丸はすべての方に合う漢方ではありません。体力が充実している方や、熱がこもりやすい方には別の漢方が適している場合もあります。日頃からお伝えしていますが、漢方は「病名」で選ぶのではなく、「その人の体質」で選ぶことが大切です。

「最近、足腰が弱くなった」「夜中に何度もトイレに起きる」「年齢とともに体力の衰えを感じる」などのお悩みがある方は、一度漢方相談を受けてみることをおすすめします。

ウラタ薬局では、お一人おひとりの体質や生活習慣をお伺いしながら、最適な漢方をご提案しています。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

関市近郊からのアクセス

ウラタ薬局本店へは、関市中心部から車で約10分、美濃市から約15分、各務原市から約20~30分、岐阜市から約30分です。駐車場も完備しておりますので、漢方相談をご希望の方も安心してお越しください。