お知らせ

こんにちは、ウラタ薬局です。
この時期になると、「柿をたくさんもらったから」「今年は豊作だから」とお客様からおすそ分けをいただくことが多くなります。
袋いっぱいの柿を見ていると、秋の訪れを肌で感じますね。
いつもありがとうございます。皆さまの優しさに、スタッフ一同とても感謝しています。
柿は昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、栄養が豊富な果物です。
ビタミンCはみかんの約2倍もあり、風邪予防や美肌づくりにぴったり。
また、カリウムを多く含むため、塩分を体外に排出し、むくみや高血圧予防にも効果的です。
食物繊維も豊富で、腸内環境の改善にも役立ちます。
ただし、食べ過ぎは禁物。柿に含まれる「タンニン」は体を冷やす性質があり、胃腸が弱い方や冷え性の方は注意が必要です。更に岐阜の柿は甘くて美味しいのでついつい食べ過ぎてしまい血糖値が高い方は食べ過ぎないようにしましょうね。
薬膳の世界では、柿は「涼性」の食べ物とされます。
体の熱を冷まし、のどの渇きや口内炎、二日酔いなどに効果があると考えられています。
例えば、お酒を飲んだ翌朝に“柿1個”を食べると、熱をさまし、体のだるさが軽くなるといわれています。
また、干し柿にすると「性質」が変わり、涼性から「平性(穏やか)」へ。
胃腸にやさしく、咳止めや便通改善に役立ちます。
秋から冬にかけて乾燥が気になる季節、干し柿を少しずつ食べるのもおすすめですよ。干し柿を作っているのを見ると季節を感じますよね。
柿を美味しく、体にやさしく食べるコツは「温める食材」と組み合わせることです。
たとえば生姜湯と一緒に、またはお味噌汁に生姜を加えると、体の冷えを防ぎながら秋の味覚を楽しめます。
また、消化が弱い方は、柿を冷たいまま食べず、室温に戻してからいただくとよいでしょう。
「旬の食材を少しずつ」「冷やすものには温めるものを」が薬膳の基本。季節の恵みを大切に、体調に合わせて上手に取り入れてください。
ウラタ薬局本店は、
関市中心部から車で約10分、
美濃市から約20分、
各務原市や可児市からは約30分ほどでお越しいただけます。
季節の健康相談や漢方、美容のご相談も承っていますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
秋の味覚は、心と体を整える自然の贈り物。
いただいた柿を感謝の気持ちで味わいながら、体の声にも耳を傾けて過ごしたい季節ですね。