健康のススメ

先日、関市にお住まいの50代の女性が薬局にご相談に来られました。
お話を伺うと、ここ数年ご自宅でご両親の介護を続けておられ、日々の抱っこや移乗の介助、夜間の見守りなどで、「全身が常にだるい」「肩も腰も張っていて、朝から疲れている」という状態が続いているとのことでした。
家族のために頑張る一方で、自分のケアを後回しにしてしまいがちな「介護世代」の女性たち。
東洋医学では、このような慢性的なだるさや重さ、こわばりは、「気血水」の巡りが悪くなっている状態と捉えます。血流やリンパの流れが滞り、筋肉がこわばることで、疲労感や不定愁訴(なんとなくつらい状態)が強まってしまうのです。薬用人参のドリンクを飲んでいる方も多いのではないでしょうか。
さらに当薬局では、メディセルによる筋膜リリース施術をご提案しました。
メディセルは皮膚をやさしく吸引することで、筋膜の癒着を緩め、筋肉の滑走性を高めます。それにより、血液やリンパの流れを促進し、疲れやむくみ、肩こりや腰の張り感などをやわらげることができます。
この方には、背中や肩甲骨まわり、腰、ふくらはぎなど、日々の動作で特に負担がかかる部位を中心に施術を行いました。「機械で吸われるってちょっと怖いと思ってましたけど、全然痛くないんですね」とリラックスされたご様子で、途中からはウトウトされる場面も。
施術後には、「呼吸がしやすくなった感じ」「脚が軽くて立ちやすい」「何より、気持ちがすっきりした」と、身体だけでなく気持ちも軽くなったようなご感想をいただきました。
その後も月に2回ほど通っていただき、介護の合間の「自分のための時間」としてご活用いただいています。
「自分の身体を大切にする時間が、また明日も頑張れる力になります」とのお言葉が、私たちにとっても励みになっています。
関市や各務原市周辺で、「親の介護で体が限界」「なんとなく毎日つらい」「肩も腰もパンパン」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
介護を頑張る方の心と体に寄り添い、少しでも楽になれる方法をご提案いたします。