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2021.09.29
健康コラム

【漢方コラム】最近増えている過敏性腸症候群と漢方

 過敏性腸症候群の方のご相談が増えています。この病気でお悩みの方は日本人の中の10〜15%だと言われています。そして自律神経のバランスを乱したり不安障害の方に症状が出たりすることからストレスを受けやすい方が多いとも言われていますね。ウラタ薬局には中学生や高校生の方からもご相談をいただいています。

今回はそんなお悩みについてご紹介いたします。

過敏性腸症候群にも下痢をする方、便秘をする方、便秘と下痢を繰り返す方の3タイプに分けられます。

下痢や便秘を繰り返すタイプは桂枝加芍薬湯をメインにそこから派生した漢方がよく使われます。お腹が痛くて学校に行けないお子様はこのタイプが多いですね。

便秘をする方には熱がこもっていれば桂枝加芍薬大黄湯などが使われることがあります。

下痢をする方には冷えから来ていたら人参湯などが使われます。

他にもガス型と言われるオナラの回数が増えるタイプの方もいらっしゃいます。

精神的な負担を軽減してくれる生薬である竜骨や牡蠣の入ったものと2種類合わせて服用する方が多いですね。基本的に腸の状態が整わないことには漢方の効き目もしっかり出ないので整腸剤との併用をお願いしています。

もちろん漢方で大切なのは證(どのような症状が現れているか)です。そこから原因を探り、体質にあった漢方薬を提案させていただきます。初回のご相談はご予約の上ご来店ください。丁寧にお話を伺った上で、漢方を選ばせていただきたいので30分〜1時間はご予定いただきたいです。よろしくお願いいたします。