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2025.07.07
健康コラム

【38度超の猛暑対策】薬剤師が教える、夏に本当に気をつけたい5つのこと

おはようございます。

連日、気温が38度を超えるような猛暑日が続いています。関市や各務原市でも、日中の外出が危険なほどの暑さになっていますね。皆様の体調はいかがですか?熱中症のリスクだけでなく、体調不良や夏バテ、持病の悪化など、この時期はさまざまな健康トラブルが起きやすくなります。ウラタ薬局に頭痛やめまい、食欲不振で来局される方が増えてきました。

今回は、薬剤師の目線から「38度以上の猛暑で気をつけたい5つのこと」をわかりやすくご紹介します。


① 水分だけでなく“塩分”も補給を

「こまめな水分補給」は有名ですが、汗と一緒に失われるのは水分だけではありません。ナトリウム(塩分)やカリウムなどの電解質も重要です。

おすすめは、経口補水液や塩分入りのタブレット、スポーツドリンク(飲みすぎ注意)。特に高齢の方は、喉の渇きを感じにくいため、時間を決めて意識的に摂取するのがコツです。

時々OS1を毎日たくさん飲んでいる方がいますが、熱中症予防にガブガブ飲むものではないのでお気をつけくださいね。


② クーラーを我慢しないで!

「冷房は身体に悪い」と感じる方もいますが、38度を超えるような日は、エアコンを適切に使うことが命を守る行動になります。

室温は28度以下を目安に。夜も熱がこもりやすいので、寝苦しいときは扇風機やエアコンのタイマーを活用しましょう。

風が直接肌にあたり続けるのは良くないのですが、室内の空気が回っているように意識してくださいね。


③ 胃腸を冷やしすぎない食生活を

冷たい飲み物やアイスクリームが美味しい時期ですが、摂りすぎると胃腸が弱り、食欲不振や下痢の原因になります。

夏バテ予防には、「温かい汁物」「生姜やネギなど身体を温める食材」がおすすめです。漢方では「脾胃(ひい)」つまり、胃腸を整えることが体力回復の第一歩とされています。


④ 皮膚トラブルにも注意!

汗や紫外線の影響で、あせも、湿疹、かぶれなどの皮膚トラブルも増える時期です。

汗はこまめに拭き取り、通気性の良い服を選びましょう。皮膚に違和感を感じたら、市販薬で対処せず、ぜひご相談ください。汗をかいたら日中にシャワーを浴びておきましょう。夜は湯船にしっかり浸かって寝ることが大切ですよ。


⑤ 漢方で“暑さに負けない体づくり”を

猛暑で消耗した体は、冷たい飲食物やストレスでさらにバランスを崩しやすくなります。

そんなときこそ、体質に合った漢方薬の出番です。漢方薬は夏バテ対策に使われることも多く、実際にご相談に来られる方も増えています。


最後に:ご自身の体調、過信せずに!

暑さに強いと思っている方こそ、体調の変化に気づきにくく、重症化しやすい傾向があります。

当薬局では、夏の体調管理に役立つ漢方相談や栄養指導も行っています。関市・各務原市周辺にお住まいの方は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。