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2023.07.11
健康コラム

【漢方コラム】経絡について

おはようございます。
ウラタ薬局の浦田です。漢方の勉強をしていたり説明を受けているとわかりにくい概念の一つ『経絡』についてご説明します。経脈が上下で絡脈が左右に流れているなど細かいところはさておき、ものすごくざっくりした説明をさせていただきます。経絡というのは気血が内臓から体表まで巡るための道路です。臓腑の調子が悪くなると経絡を通り症状となって現れます。我々、漢方薬剤師はどんな症状があるのかなどをお話を伺って判断し、漢方を出します。すると経絡を通って臓腑のところへ届いて調子が良くなるというイメージです。
時々、漢方を飲んでいただくと様々な不調が治ることがあります。それはこの経絡の流れによって良い効果が波及したためです。逆に一つの漢方で全てが治ると思っている方もいらっしゃるのですが、経脈は12種類あるため、関連していない部分には効果が薄いため全てが治るわけではありません。そういった際には一つずつ改善していくか複数の漢方などを服用して一度に治してしまうかの2パターンがあります。

ここで経脈の種類(十二経脈)をご紹介いたします。

太陰肺経→陽明大腸経→陽明胃経→太陰脾経→少陰心経→太陽小腸経→太陽膀胱経→少陰腎経→厥陰心包経→少陽三焦経→少陽胆経→厥陰肝経→太陰肺経に戻る・・・といったように全身をくまなく巡り元に戻ります。

それぞれの脈がどのように流れているのか覚えたい方はこのような経絡図くん(本当の名前忘れました。ごめんなさい)を購入されると良いかもしれません。

ちなみにこの経絡図くんをよくみていただくと黒い点があって名前が書いてありますね。これが経穴、俗に言うツボです。

今回はちょっとマニアックな話をさせていただきました。ご覧いただきありがとうございます。