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2022.12.11
健康コラム

【健康コラム】2023年を健康に過ごすための漢方的な考え方

こんにちは。ウラタ薬局の浦田です。来年はどういったことに気をつけていけば健康が維持できるのかをご紹介させていただきます。来年といっても1月1日からではありません。そうです。漢方では節分で年が変わるんでしたよね。2023年2月4日〜2024年2月3日が来年とります。今年の運気(としまわり)は木運大過だったのですが、来年の運気は火運不及(かうんふきゅう)といいます。
(お手元にウラタ薬局のパンフレットをお持ちの方は五行相関図をご覧ください)

火運不及の年は、心臓や小腸、血管、血流、循環器系、脈、舌や毛の働きが弱まり負担が大きくなる年となります。つまり、ここを大切にしてあげましょうというのがこの長文の結論です。

自然界では、火運(かうん)である熱や暑などの力が弱くなるため、冷夏になり作物が育ちにくかったりします。また、熱の偏りが産まれるため本来は寒い季節に気温が上昇したり寒暖差、爆発(火事、火山の噴火や戦争等)などに注意が必要です。

火運は血液を循環させるのですが、そこが弱るため心臓関連の病気(脈拍の乱れや血圧の変動、動悸、息切れ、不整脈)がひどくなりやすくなります。血の巡りが悪くなるため、手足の冷えやしびれ、痛み、しもやけが悪化します。また、毛細血管が集まっているところ(目や腎臓など)は要注意です。ご存知の通り、血液は全身に巡っているため、その影響が全身に及ぶのは想像がつくと思います。2023年に間に合うように本店に血行を改善する機械を導入しようとしていますので、詳細はお待ちくださいね。

話がずれました。火運は脾胃(膵臓や胃)を中心とした消化器系の働きを直接的に助けています。今年は木運太過の年で、脾胃(膵臓や胃)が弱りやすくなっていましたが、2023年は火が弱くなってしまい、脾胃を助けるどころではありません。来年も消化器系は弱りやすくなります。特に胃に無理をかけないように気をつけるようにしましょう。また貧血や冷え症、筋肉が弱い人は、例年以上に天然アミノ酸で体を補っておくことをお勧め致します。

皆様はスマホ、テレビを普段よく使われますか?こんなことを書きながら浦田もよく使います。もちろんこの文章もパソコンを使っています。昔から物を長く見続けることは血を弱らせて、心臓や血管など火運に関係する臓器の働きを低下させると言われています。目の使いすぎには気をつけましょう。

サウナや激しい運動など汗のかきすぎには注意しましょう。汗は心の液と言われており、汗をたくさん出すことは血を弱らせることに繋がります。例えば生理後や産後の女性、授乳中、手術後、大病後の人、過労の人などは汗のかきすぎは注意が必要になります。汗をかいてもいいのですが、その分はしっかりと天然のアミノ酸で補給しておいてくださいね。

最後となりましたが、食べ物は苦味のもの(魚や豚などの内臓類、セロリ、ゴーヤなど)を食べるようにしましょう。生薬としては丹参、牛黄、田七を例年より積極的に補っておきたい一年となります。どれが体質的に必要なのかは店頭でお尋ねくださいね。

以上、長文となりましたが最後までお付き合い頂きありがとうございます。2023年も皆様が健康的に笑顔で暮らせるお手伝いをさせていただきます。