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2025.04.21
健康コラム

【健康コラム】なかなか治らない水虫、実は日々の習慣が原因かも?

おはようございます。ウラタ薬局の浦田です。

じめじめした季節になると増えるお悩みのひとつが「水虫」ですね。かゆみや皮むけ、ひび割れがつらいこの症状、多くの方が経験しているのではないでしょうか。

でも、「薬を塗ってるのに治らない」「すぐ再発してしまう」そんなお悩み、意外と多いんです。

今回は、水虫の原因と予防、そして正しい対策について、薬局目線でわかりやすくご紹介します。

水虫の原因は“白癬菌”

水虫は「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が皮膚に感染することで起こります。

この白癬菌は湿気が大好きで、特に 足の指の間や足裏など、蒸れやすい場所 に潜んでいます。プール、温泉、ジムのロッカーなど、裸足で歩く場所では特に注意が必要です。

実は「家の中」にも感染源が…

白癬菌は感染力が強く、家族の中に水虫の方がいると、スリッパやバスマット、床からもうつる可能性があります。

「自分は大丈夫」と思っていても、知らないうちに菌が足についていた…というケースも。

水虫を防ぐ3つのポイント

① 毎日、足をしっかり洗う

指の間まで丁寧に洗い、しっかりタオルで水分をふき取ることが大切です。濡れたままにすると、菌が増えやすくなります。

② 靴・靴下の“湿気”対策

通気性のよい靴を選び、毎日同じ靴を履き続けないようにしましょう。靴の中は意外と湿気がこもるので、1日履いたら1日休ませるのがおすすめです。

③ バスマットやスリッパの共有を避ける

家庭内感染を防ぐには、バスマットをこまめに洗濯するか、家族で分けて使うのが◎。また、スリッパも共有せずに個別に用意しましょう。

薬の使い方にもコツがある!

市販薬や処方薬での治療は、かゆみがなくなっても最低1ヶ月は継続するのが基本です。

症状が落ち着いたからといって、すぐに塗布をやめてしまうと、菌が残って再発する可能性があります。

「どの薬を使えばいいか分からない…」という方は、お近くの薬局でお気軽にご相談ください。塗り薬の種類や塗るタイミング、範囲についても丁寧にご案内しています。

早めの対策が、かゆみの夏を防ぐカギ!

水虫は放置すると、爪や他の部位に広がる可能性もあります。

気になる症状があれば、自己判断せず、専門家に相談するのが早期解決への近道です。

当薬局では、症状に応じた市販薬のご案内はもちろん、ご希望の方には病院の受診もおすすめしています。

まとめ

  • 水虫は白癬菌による感染症
  • 足の清潔・乾燥・靴の通気が予防のカギ
  • 薬は根気よく使い続けるのが大切
  • 家族での感染予防も忘れずに!

蒸れやすいこれからの季節、少しの意識と早めのケアで、快適な足元を守っていきましょう。