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2025.09.27
健康コラム

【秋に増える咳】その原因と薬局でできる対策

こんにちは、ウラタ薬局です。
朝晩が涼しくなり、空気が乾燥してくる秋は、咳の症状で来局される方がぐっと増える季節です。特に「風邪は治ったのに咳だけが長引く」「夜になると咳が強く出て眠れない」といった相談が多く寄せられます。


◆秋に咳が増える理由

秋は空気が乾燥し始め、のどや気管支の粘膜が刺激を受けやすくなります。乾燥でバリア機能が低下すると、ウイルスやアレルゲンに敏感になり、咳が出やすくなるのです。
また、秋の花粉(ブタクサ・ヨモギなど)や、夏の疲れから体調を崩しやすいことも、咳が長引く原因になります。


◆よくある秋の咳のタイプ

  1. 風邪の後に残る咳
    体は回復しているのに、気道が敏感になって咳だけ続くケースです。
  2. 乾燥による空咳
    のどがヒリヒリして、痰は少なくカラカラとした咳が出るのが特徴。
  3. アレルギー性の咳
    秋の花粉やハウスダストで咳が誘発されます。鼻水や目のかゆみを伴うこともあります。
  4. 冷えによる咳
    朝晩の冷え込みで体が冷えると、気道も敏感になり、咳込みやすくなります。

◆薬局でできるセルフケア

  • のどを潤す:常温の水をこまめに飲む、のど飴をなめる
  • 加湿をする:室内湿度を50〜60%に保ちましょう
  • 生活習慣を整える:睡眠不足や疲労は咳を悪化させます
  • 市販薬や漢方の活用:症状に合わせて薬剤師に相談を

◆漢方で考える「秋の咳」

漢方では秋は「肺」が弱りやすい季節とされます。乾燥により肺が潤いを失うと咳が出やすくなると考えられています。
例えば――

  • 麦門冬湯(ばくもんどうとう):乾いた空咳が続くときに
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう):冷えて鼻水や痰の多い咳に
  • 五虎湯(ごことう):咳と息苦しさが強いときに

症状や体質に合わせて処方が異なりますので、自己判断せず薬剤師にご相談ください。


◆こんなときは早めに受診を

  • 咳が3週間以上続く
  • 息苦しさや胸の痛みがある
  • 発熱や体重減少を伴う

ただの咳だと思っていても、気管支炎や喘息などの病気が隠れていることもあります。心配な場合は早めに医療機関を受診してください。


◆地域の皆さまへ

関市を中心に、美濃市、美濃加茂市、各務原市、岐阜市近郊からも咳のご相談に来られています。秋の咳でお困りの方はお気軽にウラタ薬局へどうぞ。


アクセス目安

  • 関市中心部から車で約10分
  • 美濃市から約20分
  • 各務原市から約30分
  • 岐阜市から約40分

👉 秋の咳は「長引く前に相談する」のが大切です。薬での対処だけでなく、生活習慣や体質に合わせたアドバイスをいたします。お気軽にご来店ください。