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2025.07.12
健康コラム

経口補水液について

「暑いですねー。」

という言葉しか出てこないぐらい暑い日が続いています。ウラタ薬局でもOS-1などの経口補水液が売れています。今日はそんな経口補水液についてです。

まず経口補水液ってなんなんでしょう?

経口補水液は、水分だけでなくナトリウム(塩分)やカリウムなどの電解質をバランスよく含んだ飲料です。脱水症状の改善・予防に効果的で、特に以下のような場面で使用されます:

  • 発熱・下痢・嘔吐があるとき
  • 熱中症の疑いがあるとき
  • 大量に汗をかいたあと(スポーツや屋外作業後)
  • 高齢者や乳幼児など、脱水になりやすい方の水分補給

飲み方のポイント

1. 「水代わり」ではなく「脱水時」に使う

OS-1は通常の水分補給ではなく、脱水状態のときに使うのが基本です。普段の水分補給にはお茶や水を使い、脱水が疑われるときに経口補水液を選びましょう。


2. こまめに少しずつ飲む

一度にゴクゴク飲むよりも、少量をこまめに飲むのが効果的です。たとえば、

  • 大人:1回100〜200mlを15〜30分ごとに
  • 子ども:1回30〜50mlを15〜30分ごとに

体調や年齢に合わせて調整してください。

少しずつ飲む際には口をつけずコップにうつしてくださいね。


3. 冷やしすぎないこと

冷たい方が飲みやすいかもしれませんが、胃腸が弱っているときは常温か少し冷たい程度が理想です。


4. 症状が改善したら飲みすぎに注意

経口補水液は塩分が多めなので、症状が落ち着いたら飲みすぎはNGです。塩分のとりすぎや腎機能に不安のある方は注意が必要です。


5. 赤ちゃんや高齢者は特に慎重に

体内の水分バランスが崩れやすいため、早めの対応が重要です。少しでも元気がない、尿の量が少ない、皮膚のハリがないなどのサインがあれば、経口補水液の出番です。


よくある質問

Q. 普通のスポーツドリンクと何が違うの?

A. 経口補水液の方がナトリウム濃度が高く、糖分は少なめです。スポーツドリンクは水分補給に適していますが、脱水症状があるときは経口補水液がベターです。

Q. 飲みにくいと感じたら?

A. 味に慣れない場合は、冷やして飲むと少し飲みやすくなります。それでも受け付けない場合は、薬剤師に相談を。


まとめ

経口補水液は、「脱水時の水分と電解質の補給」に特化した優れた飲み物です。ただし、用途を守って正しく使うことが大切です。熱中症が心配な季節には、ご家庭に1本常備しておくと安心です。


ご不明な点があれば、ウラタ薬局でもご相談に応じます。お気軽にお声かけくださいね!