年末で冷え込んでいるためか気持ちが落ち込んでしまう方が増えているようです。そこで今回は気持ちが落ち込んだ時に使われることがある漢方についてご紹介します。あくまで一般的な物をご紹介しているだけなので詳しくは専門家のいるウラタ薬局にご相談くださいね。
1. 抑肝散(よくかんさん)
・ストレスやイライラ感を和らげ、精神的な落ち着きを促します。気分が落ち込みやすい時や神経が高ぶる時に適しています。
・イライラや不安、睡眠の質の低下がある場合。
2. 加味逍遙散(かみしょうようさん)
・気の巡りを良くし、ストレスによる気分の落ち込みや更年期のような症状を改善します。
・気分のムラや疲れやすさ、ストレスが原因の症状。
3. 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
・喉や胸に詰まったような感覚を取り除き、気分を軽くします。
・不安や緊張感、喉の違和感がある場合。
有名なヒステリックボールの時にお勧めされることがある漢方ですね。
4. 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
・精神の安定を助け、不安や緊張を和らげます。
・神経質、不眠、動悸がある場合。
5. 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・ストレスで気分が塞ぎがちになっている時に、心身をリラックスさせます。
・不安感、イライラ、緊張感が強い場合。
できれば漢方だけでなく生活習慣を少しずつ改善することで心身のバランスを整えてみることもオススメです。
1. 睡眠を整える
・毎日同じ時間に寝起きする。
・スマホやパソコンのブルーライトを寝る1~2時間前に避ける。
・寝る前にリラックスできるルーティンを作る(読書、ストレッチ、深呼吸など)。
2. 適度な運動を取り入れる
・ウォーキングや軽いジョギング(20~30分程度)をすると気が巡ります。
・ヨガやストレッチで体をほぐす。
運動は幸せホルモン「セロトニン」を増やすので知られていますよね。
3. バランスの良い食事
・トリプトファン(セロトニンの材料):豆類、ナッツ、魚、大豆製品。
・ビタミンB群(精神安定に役立つ):豚肉、卵、緑黄色野菜。
・オメガ3脂肪酸(脳の健康をサポート):青魚、アマニ油、クルミ。
ここでポイントなのは甘いものやカフェインを摂りすぎないようにすることです。
4. リラクゼーションを習慣にする
・温かいお風呂にゆっくり入りましょう。
・自然の音やヒーリング音楽を聴く。
・呼吸法:ゆっくり息を吸って長く吐く腹式呼吸を繰り返す。
5. 生活リズムを整える
・日中に太陽光を浴びる(20~30分程度でOK)。
・起きたらカーテンを開けて日光を取り入れると良いですね。
6. 感情をアウトプットする
・日記を書く:その日に感じたことを言葉にする。
・信頼できる人に相談する(友人や家族)。
・趣味や好きなことがある方はそれに没頭して心をリフレッシュさせる。
以上のことを気を付けてみてください。東洋医学としては血や腎が弱くなると気持ちが落ち込んでしまうことが出てきます。体のベースをアップさせるようにしておきましょう。
気になる方は岐阜県関市のウラタ薬局にご相談ください。病気になりにくい体作りのお手伝いを漢方などでさせていただきます。