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2021.06.03
健康コラム

【漢方コラム】料理も漢方も下処理が大切

こんにちは。ウラタ薬局の浦田です。皆様は料理をされますか?
浦田はあまり得意ではないのですが、料理を時々します。料理を美味しくするコツの一つに食材の下処理がありますよね。

牛肉なら常温にして筋切りをしたりすると思います。漢方薬も同様に下処理をした方が効果が良くなるものがあります。今日はその中の一つであるボレイ(牡蠣の殻)の下処理(修治といいます)を行いました。

 

修治の方法は簡単です。フライパンにボレイを入れて加熱するだけ。

この処理をすることでボレイの成分の中で大切な働きをするカルシウムとマグネシウムが処理する前の10倍近く煎液(煮出したスープ)に入るというデータがあるそうです。同じ量の生薬を入れていても効き目が全く違ってきそうですよね。

たった一手間を加えるだけで効き目抜群になるんです。ウラタ薬局のボレイはもちろん下処理をしてあるものしか使用していません。せっかくお客様に服用していただくなら最高の状態でお渡ししたいと考えています。

ちなみにボレイは柴胡加竜骨牡蛎湯や、桂枝加龍骨牡蠣湯などといった漢方薬の材料(構成生薬)です。一般的にストレスややる気が出ない方、円形脱毛症などでお悩みの方が服用される漢方ですね。