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2025.12.27
30代~50代男性

忘年会シーズンの食べ過ぎ・飲み過ぎで胃腸不調になった50代男性

師走に入り、50代男性が「胃もたれとだるさが抜けない」と来局されました。会社の忘年会が続き、揚げ物とお酒が増えた頃から、朝起きられない・お腹が張る・ゲップが多い・軟便気味といった症状が出てきたとのこと。「健康診断で少し肝機能も指摘されているので、このままでは良くない気がする」と不安そうでした。

 

東洋医学では、胃腸は「飲食物から気と血を作る工場」と考えます。食べ過ぎ・飲み過ぎが続くと、この工場が疲れて「脾胃(ひい)の弱り」と「湿(余分な水分や老廃物)」がたまりやすくなります。舌の状態や疲れやすさなどから、「脾胃の働き低下+湿が停滞したタイプ」と判断しました。そこで、弱った胃腸をやさしく立て直す市販の漢方薬と余分な湿をさばいてスッキリさせる薬用人参をお勧めしました。加えて、できたら「週に2日は休肝日」「腹八分目」「よく噛んで食べる」ことも提案しました。

1週間ほどで、「胃のムカムカが軽くなってきて、夕食後のだるさもマシになった」と変化を感じていただけました。2〜3週間後には、軟便がおさまり、お腹の張りも減少。「前は夜になると必ず甘いものが欲しくなっていたけれど、最近は自然と量が減ってきた」とのこと。12月は胃腸のお悩みが増える時期です。食べ過ぎ・飲み過ぎが気になる方は、漢方で胃腸から立て直すことをおすすめします。