お知らせ

こんにちは、ウラタ薬局です。
最近、「子どもの落ち着きがない」「怒りっぽくて、すぐに感情が爆発してしまう」といったお悩みをお聞きすることが増えています。こうした特性は、ADHD(注意欠如・多動症)のお子さんにしばしば見られるものです。
そして実は最近の研究で、ADHDのお子さんの中には、血液中のオメガ3脂肪酸の量が少ない子が多いことが報告され、そのことが「感情コントロールの難しさ」と関係している可能性があることがわかってきました。
オメガ3脂肪酸とは、魚の油(とくに青魚)やえごま油、アマニ油などに多く含まれる脂肪の一種で、「DHA」「EPA」「α-リノレン酸」などが有名です。これらは脳や神経の働きをサポートする重要な栄養素で、特に成長期の子どもには欠かせない成分とされています。
ある研究では、ADHDと診断された小児のうち、血液中のDHAやEPAの濃度が低いグループは、そうでないグループに比べて感情のコントロールが苦手である傾向が見られたと報告されています。
感情の爆発(例えば、急に怒る、泣き出す、すぐにイライラする)や不安定な気分の背景に、脳内の炎症や神経伝達の乱れが関係している可能性があり、オメガ3脂肪酸にはその炎症をおさえる働きがあることから、注目されているのです。
もちろん、ADHDのすべてがオメガ3脂肪酸の不足で起きるわけではありません。けれど、毎日の食事から脳の栄養を整えることも良いですね。
おすすめの食材は以下の通りです:
ここが大切なのですが、巷で言われているように「オメガ3をとればADHDが治る」というわけではありません。しかし、薬物療法・行動療法とあわせて、生活習慣や食事の見直しを行うことはとても効果的です。
ウラタ薬局では、お子さまの体質やお悩みに合わせて、漢方や栄養面からのサポートも行っています。「薬だけに頼りたくない」「子どもの体に合った方法を探したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に処方箋の対応もさせていただきます。
お子さんの「困った行動」の裏には、身体的な要因が隠れていることもあります。食事、栄養、心のケアを含めて、ウラタ薬局はご家族をサポートしていきます。